センター・研究案内
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酪農エコシステム技術開発センターとは
冬季は温暖で夏季は酷暑となる瀬戸内海式気候の立地特性を生かし、充実した施設と研究力を備えることで、世界的な動物性タンパク質供給不足の克服に向けた技術開発拠点としての役割を果たしてまいります。
附属農場、精密実験圃場、食品実験実習工場を再編・統合し、家畜・家禽のゲノム編集(優良品種の育種選抜)、繁殖技術開発(増産)、飼養管理技術(生産)といった分野の研究を基盤としています。
さらに、学内の理工学系研究者(情報系、センシング技術)や社会科学研究者の参画を得て、基礎研究から社会実装、そして社会変革までを見据えた、ラボからフィールド規模にわたる一気通貫の研究を強力に推進しています。
これらの取り組みを通じて、動物性タンパク質のカロリーベースでの自給率向上と国内農産物の輸出促進に貢献し、日本の食料安全保障の実現を目指します。また、国内トップ水準の研究力とAIの統合により、動物性タンパク質の革新的生産技術と将来予測による省力化を実現し、将来的な世界的供給限界という課題の解決にも貢献してまいります。
研究
センター長 挨拶
広島大学酪農エコシステム技術開発センターは、酪農・畜産分野における先端技術の研究開発を通じて、持続可能な生産システムの確立とその社会実装を目指すことを目的に設立されました。
世界的に食料安全保障や気候変動への対応が重要な課題となる中、当センターでは、革新的な動物性タンパク質の生産技術、省力化による効率的な経営、そして環境負荷の低減を柱とした研究を推進しています。また、広島大学が掲げる「President 5 Initiatives for Peace Sciences」の理念のもと、特に気温の高い地域における乳製品の安定供給や、途上国の栄養改善・畜産業改革にも貢献していきます。
本センターの特色は、AI・ビッグデータ解析・ゲノム編集・未利用資源活用・細胞農業など、理工学と社会科学を融合した学際的な研究体制にあります。これにより、基礎研究から現場への応用までを一体的に進め、次世代の酪農・畜産の姿を切り拓いていきます。
具体的には、
労働力不足に対応する自動化技術の開発
デジタルツイン等によるスマート酪農の実現
排せつ物処理技術など環境対策の高度化
国産飼料や代替タンパク源の開発と活用
など、国内外の社会的ニーズに応える多様な課題に取り組みます。
広島大学は、温暖な冬と酷暑の夏という瀬戸内海式気候のもと、東南アジア・アフリカなど今後需要が拡大する地域への技術展開を見据えた実証研究に最適な環境を有しています。附属農場には最先端のロボット機器が整備され、すでにスマート酪農に関する大型研究も進行中です。
今後は、国内外の研究機関、企業、行政との連携を一層強化し、実用化と国際展開を加速させてまいります。また、次世代を担う研究者・技術者の育成にも注力し、地域から地球規模まで広がる課題解決に貢献していきたいと考えています。
皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

杉野利久 教授
研究内容

研究内容紹介
センターで取り組む多様な研究について紹介します。
センターの組織構成

